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2016-10-03 | カテゴリ:ブログ

秋の養生法

9月22日の秋分の日が過ぎ、
暦の上では秋となりました。
 
秋分の日に昼と夜の長さが同じになり、
ここを境にだんだんと日が短くなって
いわゆる「秋の夜長」になっていきます。
 
日照時間が短くなり、暑さもひと段落。
秋分の日が秋彼岸の中日でもあることから
古来、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、
季節の変わり目の目安とされてきました。
 
梅雨からの湿気や夏の焼けつくような
暑さもひと段落する日本の秋は、
一年の中でも最も過ごしやすい好季節です。
 
東洋医学的に見ても季節の変わり目であり、
季節に合わせた養生法に変わります。
 
秋は陽の気と陰の気が入れ替わる過渡期。
春分から続いた「陽」の時期が秋分で終わり、
来年の春分まで続く「陰」の時期に入ります。
 
秋分の日から、冬至まで続く3か月を
東洋医学では「収斂(しゅうれん)の季節」
と言います。
 
春から夏にかけての陽の時期に盛んだった
生命力をからだの内側に凝縮させてしまいこみ、
発散を押さえ、冬の時期に向けて蓄えていく
という3か月間です。
 
「食欲の秋」ともいいますが、
陽の時期にしっかりと育った実りを収穫し、
よく食べてからだに蓄える、
動物本来の機能の名残からきている
言葉でもあるわけです。
 
東洋医学の古典
「黄帝内経(こうていだいけい)」では、
秋になるとすべてのものの形(容)が定(平)まる
という意味から、
冬至までの3ヵ月のことを
容平(ようへい)と言い、
この時期の養生法を
次のように述べています。
 
「この季節には、
 鶏のように日暮れれば眠り、
 明ければ起き(早寝早起き)、
 秋の陰気を損なうことのないように
 陽気を控えて心を安らかにして
 精神を落ち着かせること。
 身体活動も穏やかに、
 激しすぎる運動は控えること。」
 
また、秋が深まってくると
乾燥の気が盛んになり、
乾燥による障害である
「燥邪(そうじゃ)」が活発になります。
 
燥邪は体内の水分を消耗させ、
潤いを消失させます。
その結果、
喉や鼻の粘膜や皮膚表面も敏感になり、
特に、肺のように潤いを好む臓器は
燥邪に侵されやすく
乾いた咳や気管支炎で
胸痛する症状が現れやすくなります。
 
夏の暑い時期には、
発汗や皮膚呼吸により
老廃物や水分の代謝が
活発になっていますので、
咳や鼻などの呼吸器系に
トラブルを持っている人でも
比較的過ごしやすい季節ですが、
秋になり、
朝晩がめっきり涼しくなってくると、
代謝が穏やかになりノドや鼻に
負担が掛かってきます。
 
まとめると、
 
1、冬への準備。心身共に蓄える
  秋の夜長を楽しみつつ、
  早寝早起きで気を整えましょう。
  スポーツの秋でもありますから、
  適度な運動で代謝を維持しましょう。
 
2、乾燥に注意
  夏よりも水分の摂取が少なくなります。
  ちびちび飲みで喉を潤しながら水分補給。
  大腸にトラブルを抱えやすいのも
  この時期ですから、
  お通じの改善にも水分補給を。
 
3、旬の味覚で免疫アップ
  秋収(しゅうしゅう)という言葉からも、
  秋は収穫の時期であることが分かります。
  旬の食べ物を楽しみながら食養生。
  特に秋収穫のきのこ類はおすすめですよ。
  食欲の秋ではありますが、
  動物の冬眠のように
  脂肪を蓄える必要はありませんから
  要注意です。
 
4、辛味で調和
  東洋医学の基本、陰陽五行では、
  秋には「辛み」を摂ることを勧めています。
  辛い食べ物は、気や血の流れを促進し、
  肺の機能を補ってくれます。
  生姜、にんにく、ネギ、にら、
  胡椒、唐辛子、わさび
  などの薬味を利用することで
  辛みを手軽に摂取しましょう。
 
  心身共に調和を意識して、
  大自然の恩恵を讃えながら
  この好季節をどうぞお楽しみください。
 
また、サイモントン療法協会では、この秋、
各地で講演会やセミナーなどを企画しています。
詳しくはイベント案内をご覧ください。
http://simontonjapan.com/event-official/
 
秋の季節にこころのエネルギーを蓄えるためにも
ぜひご参加ください。お待ちしています。

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